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21AW-02 ラグランスリーブパフギャザーブラウス(教室サンプル)

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ラグランスリーブのパフ袖ギャザーブラウス

教室サンプル 21AW-02

使用生地:ポリエステルデシン

用尺:140cm幅2m20cm

製作時間:1時間30分

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落ち感のあるポリエステルデシンでパフギャザーブラウスを作りました。
21AW-01と同型の生地違いです。

※縫製ポイント※

薄手のデシン生地は滑りやすくつりやすいため、細番手の針と糸を使用します。
糸引きも起こりやすいので裁断、取り扱いにも注意し、糸調子は少し緩めに
針目は少し細かめに設定します。透け感のある部分は芯の色にも注意が必要です。

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21AW-01に絞りを入れたらかわいいかも…と思いアレンジしました。
ほぼ同型ですが、生地の違いからギャザー分量はアレンジしています。
同じデザインでも生地や仕様によりイメージがガラっと変わるのが服の面白いところですね!

今回も縫製と着脱を簡単にするべく、総ゴム仕様にしています。

 

 

※デザインポイント※

生地の張りが違うので同じ分量だと、落ち感のある素材の場合はボリュームが少なく感じることがあります。
薄手の生地でギャザーが入る場合(イメージするデザインにもよりますが)
あまりギャザー分量が少なくても寂しい感じがしてチープ感がでてしまいますし、
多すぎてもふっくら見えてしまうことがあります。

今回はタイプライターの時に比べ、袖、衿ぐり、前後ろ共に分量を増やしました。
もう少し入れても良かったかな…とも思います。

 

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袖のパフり分が好き
総ゴム仕様で着やすく作りやすく

 

※シルエットポイント※

パフスリーブが好きなのですが、重視しているのがパフり分です。
横から見た時のシルエットも後ろ下がりが好きなのですが、きれいにパフが入りながらも
すっきりとした絞りが入っているのがいいなと思います。
全体的にボリュームのある袖にしたい場合は、絞りなしのストレートでも良いかもしれません。

本体はゆるい後ろ下がりのシルエットにしています。

 

【ゴム仕様が子供っぽいスモックにならないコツ】

 

ゴム仕様のスモックは簡単で便利なのですが、一歩間違うと子供のスモックみたいになることがあります。
生地や柄選びはもちろん重要なのですが、大事なのは「衿周り」だと思っています。

「衿周りのシルエット、ライン」

「衿ぐりの仕様」

「ステッチの幅」

今回は「ギャザー分量を一定に保つ」ことも重視してゴムを定点で止めました。
また、衿ぐりは21AW-01に比べて少し上げ、袖口とともにシャーリング仕様にしました。

また、フリル部分の寸法によっても印象がかなり違ってきます。
例えば1.2cmと1.5cmではその差3mmですが、印象は結構違うと思っています。
細部にこだわってみるのも面白いかもしれません。