ORIGINAL DESIGN オリジナルパターン

21AW-01 ラグランスリーブパフブラウス(教室サンプル)

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ラグランスリーブのパフ袖ブラウス

 

教室サンプル 21AW-01

使用生地:コットンタイプライター

用尺:2m

製作時間:1時間20分

 

 

張りのあるコットンタイプライター生地でパフブラウスを作りました。

「すっきり上品な大人スモック」がデザインテーマです。

簡単にすっと着られるゴム仕様でありながら、すっきりと見えるように仕立てました。

 

 

※縫製ポイント※

コットンタイプライターは針穴が残りやすい生地なので縫い間違いに注意します。
また裏目に針穴が落ちやすいのでステッチは表からがオススメです。

 

 

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前後衿ぐりは見返し仕立てでギャザー分量をしっかりキープするように、
見返しは手まつりにすることで、ギャザーのふんわり感を残しつつボリュームも抑えました。

肩部分はゴム仕様にし、着脱の簡単さとあき無しの縫製に
ゴム通し幅寸法を広げすぎないことで大人らしいゴム仕様にしました。

 

 

 

※ギャザー分量は、しっかり縫製で均等に縫うことはもちろんですが、
それがしっかり意図した場所に入ることで、シルエットがきちんと出てきます。

ボリュームを出したいのか、抑えることで落ち着かせたいのか、ギャザーの見え方は悩みますね。

ステッチを上からかけるかどうかでも、とても印象が変わってきます。

今回のブラウスは「すっきりした大人っぽいスモック」というのがコンセプトだったため、
衿ぐりはゴム仕様やステッチにせず、見返し仕立てにしました。

ギャザー分量は生地に対しても結構いい感じ!

 

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袖口も簡単ゴム仕様、ドロスト風飾りリボン
袖口をしっかり止めることで、パフのボリュームを出したかったため
ドロストより安定感のあるゴムにしました。

 

 

※結構いつも長袖パフはこの仕様にしてしまうかもしれません…。
ポイントはドロスト紐が太くなりすぎないこと、同系色もしくは共布であること。
そこを押さえて大人っぽさをキープしています。
太さを考える必要がありますが、ドロスト+ゴムでも良いかもしれませんね。

 

 

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五分袖バージョン パフ分量

 

※このシルエットにこだわりました。
実際にはこの位捲り上げてパフにして着ることが多いため、五分にした時の分量
見え方を優先してパターンを考えました。

パフり分とちらっと見える紐の感じが自分的には気に入っています。
このボリュームを出したいため、タイプライターを選びました。

 

 

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色々チェックしていたら、ここに絞りが入ってもかわいいかも…と思ってきました。

 

シャーリングは胸との位置関係がとても大切です。
上になるとエンパイアスタイルでかわいらしい感じになりますし、
下になるとロースタイルで落ち着いた感じになります。
胸回りは胸を強調しすぎないことにも注意しています。

 

切り替えはちょっと位置が違うと野暮ったくなってしまうので、体型と全体バランス、
見せたいシルエットや生地によって熟考するのがオススメです。

 

私もこの後しばらくトワルやサンプルなどで位置決めに悩みました!

 

 

次はこの辺りで絞りを入れたシャーリングバージョンも作ってみたいと思います。